おたより

ごあいさつ

思い通りにならない日々を過ごし、
ご不安なことと思います。
そんな私たちの心を知ってか知らずか、
ここ箕面では山は色を少しずつ変えながらも、
ただそこに在ります。
水は高きから低きへと流れていきます。
風が次の季節の匂いを運び、鳥は自由を謳歌しています。

国定公園の雄大な自然に抱かれた
音羽山荘ではその恩恵に与りながら、
時に厳しい自然を通してどこかで
思い通りにならないことを受け容れ
楽しむ術を教わってきたのかもしれません。
人の暮らしぶりが変わり始めた今、
改めてそんなことを思ったりしています。
どうか一日も早く、季節の移ろいを感じながら、
心豊かに過ごせる日々が戻りますように。

音羽山荘を愛してくださる皆さまに
この場所で続く静かな日々の営みを
季節の便りにのせてお届けします。
大切な時間、懐かしい風景を思い出して
和んでいただけましたら幸いです。
笑顔でお会いできる日を楽しみにしております。

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器×季節の料理(冬)

天目皿・伊勢海老の千草和え

  • 酒蒸しにした伊勢海老と旬の野菜、からすみ、口子、キャビアの五色を取り合わせた先付「千草和え」。箕面で採れる実生柚子のジュレで香りと酸味を添えました。漆黒の肌に銀の斑紋、それを取り巻くオーロラのような光彩放つ印象的な器に、同じく印象的な食材と組み合わせで余韻を残します。伝統の色彩の中にも、遊び心や冒険を感じていただける一品です。

粉引皿・柚子釜蒸し

  • 柚子の中に、白子と蟹、鮑を入れて蒸したものに冬の野菜、姫慈姑、梅人参等を一緒にあしらい、温かいあんをかけてお召し上がりいただきます。食材にうつった柚子の香りがその季節の趣を醸します。優しく温もりある印象の粉引のうつわに盛る事で、心も体も温かくなる一品です。

こちらの2品は、冬季限定「山眠る懐石料理(16,500円)」でお召し上がりいただけます。(※12月~2月)

器 古谷宣幸

  • プロフィール
    1984
    滋賀県信楽生まれ
    2005
    京都嵯峨芸術大学短期大学部陶芸コース卒業
    2007
    中里隆氏に師事 アメリカコロラド州アンダーソンランチアートセンターにて作陶
    滋賀県立陶芸の森レジデンスアーティスト
    2009
    岐阜県土岐市・花ノ木窯にて作陶
    2015
    アメリカコロラド州アンダーソンランチアートセンターゲストアーティスト
    現在 信楽にて作陶

Direction/Design 嶋田聖(BASIC ON) Photograph 増田好郎 Text 加賀谷範子 Column加藤博久(BOOKS+コトバノイエ) planning 田村若菜(音羽山荘)

コンセプトムービー