都会から少し足を伸ばし豊かな自然の中で、
少し贅沢に、美味しい時間を味わってみたい。
休日を合わせて私たちが訪れたのは、
滝道沿いに静かに佇む料理旅館、音羽山荘でした。
川のせせらぎ、木の葉のさらさら、山の香り。
大正硝子越しの揺らいだような風景はどこを切り取っても美しく、
なぜか切なくもありました。
今日いただくのは、厳選された旬の食材で彩られた懐石料理。
目で愉しみ、豊かな香りに包まれ、ひとくち口に運ぶと滋味が溢れる。
身体の中からあたたかくなって、こころまでふんわりほぐれていく。
真心のおもてなしに、私たちも自然と笑顔がこぼれていました。
「ずっと余韻に浸っていたいね。」
身体がよろこぶ特別な日常を、ごちそうさまでした、また来ます。
これまで何度も迎えてきた私たちの結婚記念日。
照れくさくなることももうなくなったけど、
「今年はどんなお祝いする?」と、今でも言ってくれることは、
長く一緒に過ごしていても嬉しいものです。
年に一度のこの日を迎えるたびに自然と思い浮かんでくるのは、
私たちの大切な娘の結婚式。
泣いたり、笑ったり。
祝福の中にいるふたりの幸せそうな顔を思い出すと、
あの日の喜びと、巣立っていく切なさを今も鮮やかに思い出します。
私の時はどうだったかな?と、
昔の自分と重ねて思い出そうとすると改めて幸せな気分になるのは、
きっとあの山荘であげた結婚式が、新郎新婦だけではなく、
駆けつけてくれた全てのゲストのこころまで満たしてくれたから。
今年のお祝いは、音羽山荘でお寿司にしませんか?お父さん。
感・美・味・結をテーマに、BOOKS+コトバノイエの加藤氏によって選書された美しい本たちは、 その佇まいの理由があり、私達の伝えたい事を語ってくれているようにも思います。この場所にはきっと、お客様と私達が繋がる瞬間があります。
本との出会い、美しいものへの気づき、味わう事の慶び、そんな時間を生み出す事ができた時、豊かさを感じていただけると思います。